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(26)残留塩素
残留塩素とは試料中に存在する、遊離形有効塩素や結合形有効塩素をい
う。
下水処理における消毒では主に塩素剤が用いられており、その一部が放
流水中に残っている。
残留塩素の測定は、①DPD法、②オルトトリジン法により行われる。
1)DPD法
試料にジエチルーp―フェニレンジアミンを加え、有効塩素との反応で生
じる桃赤色を比色法により定量する。
2)オルトトリジン法
試料にオルトトリジンの塩酸溶液を加え、有効塩素との反応で生じる淡
黄色～黄褐色を比色法により定量する。
(27)MLSS(活性汚泥浮遊物質:M破edLiquorSuspendenSolids)
MLSSは、反応タンク内汚泥混合液の浮遊物質を表したものであり、活
性汚泥の7in度を意味する。
MLSSが低下しすぎた状態とは、活性汚泥微生物のile度が極端に低い状
態であり、BOD―SS負荷が非常に高負荷の状態である。したがって、活性
汚泥の生物相のバランスが悪化して、凝集性が悪くなり、最終沈殿池での
固液分離性が低下することがある。
MLSSの測定は遠心沈殿法、又は、ろ過法による。
遠心沈殿法は、遠心分離により固形分を沈殿させ、上澄液を捨てて沈殿
物を得る。沈殿あるいはろ過により残留した固形物を乾燥し秤量する。
また、流入水のSSを考慮した場合の平均MHSは次式により求められる。

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